ゲーム回顧録

ゲームの感想・攻略など

King of Seas レビュー

72/100

ファンタジックな世界観の海を船で冒険する、クオータービューのARPG。難易度:砲手・海の王で2週プレイ。交易や戦闘や探索や釣りや拠点制圧など、出来ることは色々あるけれど、どれも詰めれていない印象。

<交易>

利益率が低いので、海上で拾ったアイテムを売る方が効率的。装備売却>>>交易なので最序盤以外空気。そもそも、各港で交易品に違いが無い上、倉庫に預けたアイテムは全港で共有されるので、交易の仕様自体が終わっている気がする。

 

<戦闘>

海戦するメリットが薄い。経験値がかなり低く、アイテム獲得効率も微妙。中盤以降、スキル偏重になり、砲戦を行う機会は少ない。プレイヤーの耐久は紙なので、逃げながらスキル打つか無敵中の砲撃以外した記憶がない。装備もバリエーション豊かなようでそうでもない。例えば、"沼地の戦争用砲弾"と"沼地の侵略用砲弾"があるが効果は同じ。"沼地の~"なら全て同じ効果であり、他の装備も同様。何の意味があるのだろうか?

 

<探索>

マップは数十個の正方形のエリアを組み合わせて作成され、各エリアの地図職人から地図を買うことでマップを埋められる。地形はゲーム開始時にパーツ・配置・上下左右がランダムに決定されていると思われる。チマチマとマップを埋めていくのは割と楽しかったが、船の航路の周辺を自動的にマップに書き込んでくれた方が探索感がある気がする。ATLASみたいにマップが埋まっていく方が好き。

 

<拠点制圧>

出来るようになるのが割と後半。スキルの一部を使うと一瞬で制圧可能な上、アイテム・経験値効率が非常に良く、海戦がさらに空気となっている。まともに戦うと攻撃がとても視認しづらいからスキルで無敵安定なのが... 攻撃の予測線があったらマシになると思うんだけど....

 

<釣り>

魚のいる場所で決定するだけ。問題なのは竿の入手。あるマップで入手できるが、マップはランダム生成なので運が悪いとなかなか手に入らない(二週目では最後に訪れたマップだった)。その上、竿を最大までアップグレードするには2回釣りのサブクエストを達成しなければならないが面倒。

 

<クエスト>

メインは短め、サブはバリエーション不足。主人公は男女2人いるが全く差はない(翻訳含め)のでどうでもいい。

 

<操作・UIなど>

船の操作は快適。ファストトラベルはないが、後半はスキルでほぼ常時加速できるので、移動もラクラク。ステータス画面はよく分からない箇所が多い。特に大砲とかのダメージ表記が謎。スキル効果の残り時間が確認出来ないのがとても不便だった。

 こう書くといいところが無いように思えるが嫌いじゃない。何だかんだマップを埋めたり、レベル上げて才能を獲得するのは楽しかった。全体的に薄味だが操作性は悪くなかったのが大きいのかもしれない。